「家」として大事なところをしっかりチェック

2011.10.28

依頼者のNさんが、こう言いました。「隙間のない物件はいくらでもあるでしょう。私の会社はマンションの一室ですが、そこの隔てパネルには隙間がありません。モデルルームでいろいろな仕様をチェックして契約しましたが、バルコニーの隔てパネルについては、モデルルームにありませんでした。ですから、今日、初めて現物を見て、これではダメだと申し上げているんです」この言葉に、売主も黙りました。「モデルルームの通りなんだから文句を言うな」といういつもの逃げ口上が、今回は通用しません。

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しかもNさんは、隣の人の姿が隙間を通して見える写真も撮っていました。「このくらいの隙間は普通」ではないことも、はっきりしてしまいました。売主は建築設計担当の建築士を呼ぶなどして抵抗しましたが、結局、施工者が「もう少しずらせるかもしれない」とビスの位置を修正したところ、2センチの隙間は5ミリほどになりました。これなら気にならない範囲です。最初からこの位置に設置していれば問題がなかったのです。この修正が実現したのも、Nさんがモデルルームで雰囲気に流されず、「家」として大事なところをしっかりチェックしていたからこそでした。