高額商品系の定義は困難であるが、ローコスト系は簡単である。ローコストは部材や設備を少品種大量生産型にもっていかないと実現が難しい。つまり、間取りはハウスメーカーの用意するプラン集の中から選択し、仕上げ材や住宅設備機器も決められた物の中からチョイスをするしかないということだ。ハウスメーカーとしてローコスト商品を設定し、営業戦略から重点商品としているのは、これもミサワホームのリミテッドシリーズ、エスバイエルのすまい21あたり。
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いずれもかなり限定された、自由度の少ない商品であり、都市部のように道路が狭い、敷地が狭い、法的な規制が厳しい、といった場所ではなかなか合致する商品がないことも多い。だが、それ以外の地域ではけっこう合致する商品があるので、かなりお買い得かもしれない。そして、高額商品系を見てみると、各ハウスメーカーがアッパーミドル用の顧客向けに商品を用意していて、競争も激しい。どのハウスメーカーがいいのかは過去の実績から強いて言うしかないが、三井ホーム・スウェーデンハウス・住友林業・旭化成ヘーベルハウスあたりか。ただし、いい家をつくるには、担当する営業マン、設計者、工事担当者、下請け工務店のモラルや技量が高いレベルにあることが必要条件。つまり、メーカーの担当者や下請け工務店の松竹梅によって左右されるという側面がある以上、このハウスメーカーなら絶対に間違いがないとか、逆に絶対にダメであると言い切ることはできない。むしろ、現実的な対処法に立つならば、施主であるあなた自身の関わり方によって、梅が竹になることもあるし、その逆もありうるということを、ここでもう一度肝に銘じておいてほしい。