日本との違い

2011.11.12

日本のバブル崩壊は、「土地神話」に乗じて金融機関が不動産に貸し込んだ結果、バブル崩壊後に地価も株価も下がる「資産デフレ」に見舞われ、金融機関に不良債権が山積みになっていった結果だ、とコメントする人も多い。その意味で、担保である不動産や株式の流通価値さえ決められれば、回収不能額は決まっていく。金融機関はその額を引き当てるか、ローン売却などによって損失を確定させれば良く、法的整理や私的整理で企業・事業再生を果たすことも可能になった。

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しかも、日本は貯蓄率が高く、金融機関の破綻懸念が払拭できれば、市場の混乱もある程度防げる状態にあった。ただ、外貨マネーが六〇%を占める株式市場だけは、そのマネーが逃避するリスクはあった。これが、サブプライム危機直前の日本の状況である。