住宅資材業界は折からの住宅ブームを背景に好況に沸いているが、この勢いはやがて減速へと向かうことは必至である。そして次に待っているもの、それは以下にみる問題である。問題は二つある。一つは、プレハブ住宅メーカーを中心とした資材メーカーの系列化がことのほか進んでいる。この系列化が今後とも進行するのか、それともしないのか。たとえば、床材特に木質フロアではこの傾向が強い。つまりプレハブ住宅メーカーが製品開発を後押ししている結果として、これが木質フロアメーカーの競争力を強めているのである。
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その例を木質フロアの大手、朝日ウッドテック(旧社名、朝日特殊合板)でみると、積水ハウスが使う木質フロアの八〇%が同社製品だという。もちろん、プレハブ住宅の最大手積水ハウスと木質フロアの大手が“見合い”をして、いろいろの条件をクリアした結果、“縁組み”となったものだが、昭和六十二年に朝日ウッドテックの全売上高の五二%が直需(積水ハウス向けはこの直需に入る)と、ルート販売(商社・問屋などの販売ルート経由で売られるもの)の四八%を上回ることになった。