足踏み状態のREIT

2011.10.07

REITなら、不動産のことがあまりよくわからない人でも、資金が少額であっても気軽に不動産投資と運用に参加できるということで、創設の頃には大きな話題となりました。ただ、REITはあくまでも金融商品であって、不動産投資そのものではありません。そのために他の金融商品同様に多くの規制があります。また、制度が創設されてから歴史が浅いこともあって、まだまだマーケットにおける認知度が低い中で、リーマンショックを発端とした金融危機の影響を直接に被った結果、一時は7、8兆円程度まで成長していた市場規模も急速に縮小し、金融機関がリファイナンス(借り換え)をしぶるなど、多くの問題が生じて、REIT同士の合併や、運用会社の株主(いわゆるREITのスポンサー)の交代などの混乱が生じました。運用の仕組みやスポンサー制度など、一般の方から見るとわかりにくい部分が多いのも障害となって、本来は個人投資家からの投資の呼び水として期待されていたREITですが、なかなか当初思い描いたように成長していないことも事実です。

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